車両コンセプトの決定

山口大学フォーミュラレーシングチーム<2014年08月分>

今月の活動は,いよいよ車両の設計に入りました. 私たちが来年の参戦を目指している全日本学生フォーミュラ大会は車両の運動特性を測る動的審査のみならず, 車両の製作コストやマーケティングを競う静的審査があります. 行き当たりばったりの車両設計では本大会に出場できない可能性もあります. よって今月のミーティングでは私たちが製作する車両のコンセプトを決定しました. 私たちの車両のコンセプトは初めてモータースポーツに挑戦する人でも扱いやすい車両を目指す"ドライバビリティの追及"とし, そのコンセプトに従った車両諸元を構成員で議論しました. その後,私たちで設計・内製できる部品,学生では製作することが不可能な部品を洗い出しました. 内製できる部品の中で,最も製作に時間が必要な車体フレームを3DCADソフトによって初期設計を開始しています. また,サスペンション等は設計時に特別の知識が必要な部品ですので,専門の構成員を割り当てて機構を学習しています.