成層圏往還機打ち上げ迫る!

成層圏の翼<2016年09月分>

成層圏往還機の打ち上げについて、打ち上げ地点を西鳳翩山に変更し、飛行予想空域が自衛隊の訓練空域と重なったので、交渉に時間がかかり、日程は10月10日~11月10日のいずれかということになりました。また飛行可能な日時はそのうちの土日祝日のいずれかに限定され、あまり条件がいいとは言えませんが、打ち上げが遅れに遅れているので、今月で何としてでも打ち上げるつもりです。成層圏プラットフォームについては、最初に尾翼の構成を決定しました。サーボが骨組みに直結し翼全体が動く構造で、高い滑空比を確保できるとともに、2つある水平尾翼の角度に差をつけることによりエルロン操舵も可能にし、主翼から一切の操舵装置を省くことで機体構造を簡略化します。発泡スチロールカッターの製作などは今のところ進んでいません。また、双胴式という機体の特殊性もあって、既存の空力解析ソフト解析したデータに、特に誘導抗力について誤差が大きいと判断されるので、スケールモデルによるテストによってこれを検証するとともに、別の空力解析ソフトを使った検証も実施します。