長崎と熊本への研修合宿

体験で学ぶ防災・減災<2018年09月分>

9月には現在も火山活動が活発な熊本と長崎に1泊2日で赴いた。 これは、火山災害に焦点を置いて防災・減災について学習するための研修合宿であった。 熊本では、阿蘇火山博物館と中岳の火口の見学を行った。 博物館では、火山活動開始時から現在に至るまでの過程や噴火の様子を 動くジオラマや映像で見ることができた。 火口の近くでは、安全レベルの表示や噴火した際に噴石などから 身を守るための退避壕を設けるといった防災対策がされていた。 長崎では、がまだすドームと大火砕流体験館・土石流家屋保存公園を訪れ、 火砕流・土石流について学習した。 火山噴火というと噴煙が上がり噴石が降ってくるイメージが強かったが、 雲仙普賢岳の噴火は火砕流・土石流による被害が大きい。 噴火直後だけでなくその後も天候など些細な変化に警戒する必要があるのだと感じた。 この2日間で、初めて知ったこともあり、火山災害の認識が変わる部分も多々あった。 この学習を個人だけの学びにとどめず、 プロジェクトメンバー内、さらに機会があれば外部にも広めていきたいと考える。