2023年度採択団体

山口県産農産品からつくる新医薬品ー山口から世界へー

~医学部ダンパ・フットボーラーズ~

山口県の動植物(主に農産品)の中から,医薬品の候補になるような人の健康に有用な有効成分の 抽出と科学的な検証を行うことで,山口大学発の新医薬品の開発の第一歩につなげます。 手法としては県内のフィールドワークや専門家の助言を通じて候補となる物質について, 各種の科学実験を通してその有用性を検証します。農産物を題材にした研究により, SGDsに適合した産学官連携を実現した創薬開発を最終的な目的としています。




Mystery of Chemical Energy-炎色反応と電池からエネルギーを理解せよ!- 

~CE-Y ラボ~

本プロジェクトは,身近なエネルギーの仕組みを題材にして高校生を対象とした訪問型の化学実験セミナーを実施する。 実験概要としては,「様々な果物で電池を作成し比較する実験」や「炎色反応を用いたオリジナルろうそくの製作」 などの幅広い実験を行う。それらのエネルギーに関するメカニズムを知ることによって, 身近なエネル ギーの仕組みを探求する面白さと魅力を発信し,化学の苦手意識を軽減させる狙いがある。




放置竹林の資源化と利用方法の確立

~破竹の勢い~

竹を資源として利用するために
①竹の効率的な伐採,運搬方法の模索
②過熱水蒸気を得るために小型のバイオマスバーナーとボイラーの設計と製作
③竹の幹の部分を過熱水蒸気によって繊維をほぐし,その繊維を強化剤 として熱硬化性樹脂と混合し高機能樹脂とする製造方法の確立
④繊維の抽出に使用しづらいと考えられる枝部分は粉砕,成型し甲殻類,魚類の養殖餌として利用できないか検討,実験を行う。


山口大学野良猫0プロジェクト~山大にゃんこ大作戦 フェーズ2~

~山大にゃんこ大作戦~

おもしろプロジェクト'18 で採択された「山大にゃんこ大作戦」から始まった学内の野良猫に関する取り組みは, その後サークル化された団体 「山大にゃんこ大作戦」に引き継がれ,学内の野良猫に対する TNR 活動,TNTA活動などを進めてきた。 2023年4月現在,吉田キャンパスで生息を確認している34匹中31匹は去勢/避妊が完了し(メスは全頭完了), 実質的にはこれ以上繁殖が起きない段階まできた。しかし,猫に関するトラブルは解消されたとは言えない。 その原因は大きく 2 点あると考える。①無秩序にエサやりが行われていること ②掃除が不十分なこと この問題を解決するために,大学内の野良猫の管理(給餌・給水,掃除) は学生主体で実施するものとし, 猫に関するトラブルの改善に取り組む。



ヤギ草プロジェクト

~草をたくさん調べ隊~

本プロジェクトでは,山口大学敷地内における草本の種類を調査する。近年注目されるヤギによる除草を最終目的としており, 今回のプロジェクトではその前段階として除草予定の場所の草本を2か月に1度調査することで, 実際に動物による除草を行うのに適した土地なのかを判断する。 また,草本を調査することで山口大学に生息する草本の種類を確認し,公開する。




山口をもっと魅力的な街にしよう!

~ブラッシュアップ・ヤマグチ~

本プロジェクトは,昨年度採択プロジェクト「山口のクリスマスを盛り 上げよう!」の活動を踏まえ, さらなる山口の文化振興や地域課題解決に向けて活動するものである。 山口の人々と交流しながら昨年よりも更に「山口のクリスマスを盛り上げる」ために 規模を拡大したイルミネーションやイベントを行うことをベースに,山口全体に目を向けて幅広い活動を行う。 山口に住む大学生として文化振興や地域課題解決に向けたアプローチを模索し, 人々に山口の良さを再認識してもらうことを目的として活動する。



【Light】リローブ(リサイクル♻ローブ衣) ~環境と財布に配慮した白衣リサイクル~

~シェアーズ白衣~

一部の学科では,新品の白衣を購入しても数回の使用で使わなくなってしまいます。また,多くの人は廃棄してしまいます。 この現状を問題視し,白衣の長期利用と,学生の金銭面の負担減少を目的とし,白衣貸し出しサービスを考えております。 アンケート実施後,白衣を回収し,クリーニングに出したうえで,貸し出しサービスを利用したい学生に貸し出します。 また,サービスのサイクルを途絶えさせないためにも,下の学年への広報を続けていきます。




【Light】山口の廃棄食材をドライフードへ!

~フードリーパー山口~

日本では年間522万tもの食品ロスが発生しており,世界で14番目に食品ロスの多い国になっている。 この522万tの食品ロスの内の275万t(53%)が事業系食品ロスであり,この現状を少しでも改善できないかと思いこのプロジェクトを計画した。 まず大学付近の農家や漁師,猟友会の方々に協力をお願いして,規格に合わなかった食品等を安く譲って頂き, それらを加工してドライフルーツや粉末状にする。それらを配布したり,あるいは粉末をカレー粉することなども試みる。